スマホ用魚眼レンズで魅力的な写真を撮影しよう

スマホについているカメラの機能向上、スマホ用写真加工アプリやカメラアプリの発展によって、スマホでも綺麗で可愛い写真や面白い写真、高画質な写真を撮影できるようになりました。
またスマホで自由自在に写真が取れるようになったことで、写真とSNSを掛け合わせたスマホアプリ「インスタグラム」が大流行し、芸能人・一般人問わず、写真を撮る際「インスタ映え」や「フォトジェニック」といった事を意識する人が多くなりました。今や観光スポットやグルメスポットもインスタ映えを意識したマーケティングを行なっています。
そのため、インスタグラムやフェイスブックなどのSNSでは日々魅力的な写真や迫力のある写真がたくさんアップされています。そんな中で、「みんなが撮っているように綺麗な写真を撮りたい」「他にないような珍しい写真を撮りたい」「写真初心者でも綺麗に撮れるツールが欲しい」と感じている人もいるのではないでしょうか。
そこでおすすめなのが、簡単に面白い写真を撮影できる「魚眼レンズ」です。魚眼レンズでは初心者ベテラン問わず使えるおすすめスマホカメラ用のツールです。今回は魚眼レンズのメリットや魚眼レンズを使うとどんな写真がスマホで撮影できるか紹介していきます。

スマホの新しいカメラアイテム「魚眼レンズ」とは

魚眼レンズとは、別名フィッシュアイレンズとも言われているカメラレンズの1種です。
魚眼レンズは「魚の眼」と書きます。これは魚眼レンズで撮影した写真が、魚の眼から見た景色のように写るからです。
魚の眼は水面を通して空を見上げたとき、屈折率の関係から見える景色が円形になり、水中よりも広い範囲を見渡すことができるようになります。
魚眼レンズでは通常のレンズで撮影した写真よりも広い範囲を撮影でき、それが魚の目の仕組みと同じなので「魚眼レンズ」という名前がつけられました。
魚眼レンズは撮影範囲の広さから、かつて空をぐるっと見渡したかのような全天撮影や雲量測定時に使用されることが多かったレンズです。しかし、今ではスマホ用や一眼レフ用など、一般向けに使用されることが多くなりました。

スマホ用魚眼レンズの特性

スマホ用魚眼レンズの一番の特性は「広い範囲を撮影できる」ということです。
しかし、同じく広い範囲を撮影するレンズに「広角レンズ」というものがあります。もちろんスマホ用の広角レンズも発売されています。
では、この広角レンズと魚眼レンズは何が違うのでしょうか。
広角レンズは広い範囲を平面的に撮影するレンズのため、撮影した写真の中央に比べ、写真の端の方が大きく写ってしまいます。撮影対象物の大きさの比率に差が生じ、写真中央と端で大きさが変化するのが広角レンズの特徴です。
一方、魚眼レンズは広角レンズのように平面的に撮影せず、あくまで撮影対象物を歪ませたまま、広範囲を撮影できるレンズです。ただし、魚眼レンズで撮った写真は四隅が湾曲して写るという特徴があります。特にスマホ用魚眼レンズの種類によっては、撮影した写真が丸い写真になります。

スマホ用魚眼レンズのメリット

まず、撮影できる範囲が広い分、撮影対象物全体を捉えた写真が撮影できるという点がメリットとしてあげられます。
スマホにレンズなどをつけずにそのまま撮影した時、全体が画面に納まりきらない場合や一部分しか映らない場合があります。例えば東京駅の駅舎のように横に長い建物やスカイツリーのように高さのある建物などは写真の向きを調整しても、スマホでは全体を写すことが不可能です。
しかし、スマホ用魚眼レンズを付けた場合、視野が広がるで、横に長い建物や高さのある建物の全体をはっきり撮影できるようになります。この視野のことを「画角」といい、魚眼レンズの画角は180°以上となっています。画角が大きくなるにつれて、一回で撮影できる範囲が広くなっていきます。
次にメリットとしてあげられるのが、迫力のある少し変わった写真が撮れるということです。
スマホ用魚眼レンズは広い視野を凝縮して写すので、撮影した写真は中央にくべて端の方がどんどん小さく写されるという特徴があります。そのため、写真の中央が大きくなり、まるで見ている人に迫ってくるような、迫力のある写真を撮影することができます。工夫次第によっては、撮影対象物が飛び出してくるような写真や面白いフォトジェニックな写真を撮影することができます。
また、取り外しがしやすいのもスマホ用魚眼レンズのメリットです。多くのスマホ用魚眼レンズは、クリップ式になっており、クリップを付け替えるだけで、写真を自由自在に撮影することができます。手軽に扱える上、大きさも小さく持ち運びも楽なので、ちょっとしたお出かけから旅行用にも最適です。

スマホ用魚眼レンズの種類

スマホ用魚眼レンズの場合、「全周魚眼レンズ」と「対角線魚眼レンズ」の2種類があります。
全周魚眼レンズとは、撮影した写真が円形に撮影されるタイプの魚眼レンズです。全周魚眼レンズで撮影した写真は四隅に何も写らず黒くなります。イメージとしてはマンションやアパートの覗き穴のようになります。
対角線魚眼レンズは、写真が丸く切り取られずに、画面いっぱいに広がる魚眼レンズになっています。通常の写真の大きさで、魚眼レンズが楽しめます。
このようにスマホ用魚眼レンズの中でも、撮れる写真は全く違うので購入の際は気をつけましょう。

スマホ用の魚眼レンズの活用方法

魚眼レンズをかってみたものの、どのように使っていけばわからないという方も多いのではないでしょうか。四隅が湾曲になる、少し癖のある魚眼レンズはコツさえつかめば、初心者でも扱うことができるようになります。もちろんフォトジェニックな写真もインスタ映えするような写真も簡単に撮影できるようになります。

スマホ用魚眼レンズでの撮影に向いているものを知る

魚眼レンズは写真の中心が強調されるのが特徴です。そのため、犬や猫などのペットの鼻や花畑の中の一輪の花といった、「全体の中の1点」に焦点を当てて撮影するとせ立出してくような写真になります。
また、海や高原など広く見渡せるものも魚眼レンズの撮影対象に最適です。スマホでの通常の撮影の場合、一枚では納められない部分まで撮影できるので、日常の風景が全く違うものになります。

カメラを向ける向きを工夫して撮影する

スマホ用魚眼レンズに最適な撮影対象を今度は実際に撮ってみます。その際、ただ撮るのではなく、アップにしてみたり、地面との境界線で撮影してみたり、スマホ用魚眼レンズを上に向けて撮影してみたりします。

余白を少なくして水平・垂直を意識する

スマホ用魚眼レンズで撮影する際、撮影対象の奥行きや幅が強調されるので、無駄な余白部分を作らないようにしましょう。無駄な余白部分とは、スマホ用魚眼レンズの醍醐味である弯曲がわかりにくい部分です。フレームのギリギリまで対象物があるように撮影すると、インパクトがある写真になります。
さらに、撮影する構図を考える時、写真の真ん中から左右対称になるように心がけるとみやすい写真が撮影できます。例えば夜景を撮る際、中心となる建物が垂直になるようにセットし、そこから、両端が水平になるような構図で撮影すると、安定感があり、綺麗に飛び出す写真になります。

円やカーブを取り入れて違和感の少ない写真にする

水平や垂直を意識する以外にも写真を違和感なく、綺麗に撮影するコツがあります。
もともと魚眼レンズは円形に見せるツールです。そのため、魚眼レンズ写真の構図上円形になっているもの、カーブを描いているものなどは変な写真になることなく、綺麗に撮影することができます。例えば、円形のスタジアムやドーム上の天井などが良い構図としてあげられます。逆に構図上、円形やカーブが意識しにくい平面的な風景などは撮影した時にインパクトが薄い写真になってしまいます。

スマホ用魚眼レンズと相性のいいスマホケース

日常的に写真を撮影したい人にとって、持ち運びできるスマホ用魚眼レンズは便利ですが、スマホケースの造りやデザインとの相性も重要になってきます。
クリップ式のスマホ用魚眼レンズを使用する際は、手帳型スマホケースよりもカバー型のスマホケースの方が厚みを取らず、取り外しも楽に行えるのでおすすめです。
今回は人気のカバー型スマホケースの中でも「黒やシルバーのスマホ用魚眼レンズをつけていてもおかしくない」「スマホ用魚眼レンズをつけていてもデザインの邪魔にならない」といったカバー型スマホケースを紹介していきます。

【カバー】銀河鉄道の夜《白鳥座》

【銀河鉄道の夜《白鳥座》】スマホケースを見る
「銀河鉄道の夜《白鳥座》」は宮沢賢治の小説「銀河鉄道の夜」に出てる白鳥座をモチーフにしたスマホケースです。デザインが細かく、色合いも落ち着いているので、スマホ用魚眼レンズをつけてもデザインの美しさが保たれています。
【銀河鉄道の夜《白鳥座》】のスマホケースをチェックする

 

【カバー】セキセイインコ

【セキセイインコ】スマホケースを見る
「セキセイインコ」は色々な色合い、種類のセキセイインコをモチーフにしたカバー型スマホケースです。カメラ周辺のデザインが水色一色で統一されており、スマホ用魚眼レンズをつけてもセキセイインコのデザインには影響ありません。
【セキセイインコ】のスマホケース をチェックする

 

【カバー】クジラコスモ

【クジラコスモ】スマホケースを見る
「クジラコスモ」はクジラと宇宙や惑星をモチーフにしたスマホケースです。色合い自体は少し派手めですが、寒色をメインに使われている上、カメラ周辺にはクジラや惑星がデザインされていないので、おすすめです。
【クジラコスモス】のスマホケース をチェックする

 

【カバー】ストライプ・カフェ1

【ストライプ・カフェ1】スマホケースを見る
「ストライプ・カフェ1」は淡いパステル風のブラウンのストライプが印象的なスマホケースです。カメラの部分までストライプのデザインが描かれていますが、スマホケース自体が落ち着いた色合いのシンプルなデザインなので、スマホ用魚眼レンズをつけても違和感はありません。
【ストライプ・カフェ1】のスマホケース をチェックする

 

【カバー】kokodake

【kokodake】スマホケースを見る
「kokodake」はうさぎが内緒話をするように電話しているという非常に可愛いデザインになっています。「kokodake」の特徴はデザインがスマホケースの下方に集中していることです。そのため、スマホ用魚眼レンズに遮られるデザインがないので、おすすめです。
【kokodake】のスマホケース をチェックする

 

まとめ

スマホ用魚眼レンズとは、より広い範囲を撮影できる、スマホの外付けレンズの1種です。普通のスマホカメラでは撮影できない広範囲な部分まで撮影できるのが特徴です。スマホ用広角レンズとは違い、スマホ用魚眼レンズで撮影した写真は中心部分が前にせり出し、迫力のある写真になります。そのためインスタ映えの写真を撮影できたり、横に広い建物や高さのある建物を撮影するのに最適なツールになっています。スマホ用魚眼レンズをうまく使うコツは、撮影時に魚眼レンズに馴染むような円形やカーブを描くような構図を意識してみたり、水平や垂直を意識することです。さらに海などの広がりがあるものや花畑の花など全体の中の1点を撮影対象に持ってくるのもコツの1つです。
今回紹介したコツを意識しながら何回か練習していくと、初心者でも安定感のある綺麗な写真を撮影できるようになるでしょう。
また、スマホ用魚眼レンズを購入する際は、円形に切り取った写真になる「全周魚眼レンズ」と普通の写真の大きさで魚眼レンズを使用できる「対角線魚眼レンズ」の2種類があるので、自分に合ったものを購入してください。