初心者でも簡単に実践できる!スマホカメラで撮影する7つのテクニック

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スマートフォンが普及して気軽に写真が撮れるようになり、ツイッターやフェイスブックなどのSNSで簡単に共有できるようにもなりました。写真の楽しみ方がグッと広がったのではないでしょうか。ところが、自分が撮った写真がどうも納得のいかないことってありませんか?今回は、カメラに詳しくなくても手軽に取り組める写真上達のコツを投稿します。

撮影前のテクニック

レンズの汚れを綺麗に拭き取る

スマホで写真を撮った時、ぼんやり写ることありませんか?そのほとんどは、レンズに付いている皮脂や指紋が原因です。ですので、よく拭くと言っても手ではなく、クリーニングクロスやメガネ拭きなどで綺麗に汚れを拭き取るのがおすすめ。持っていなければ、ハンカチやハンドタオルといったキレイな布で拭き取りましょう。ちなみに、ティッシュペーパーは油脂成分を拭きとるのには向いておりません。

レンズを綺麗な状態にしておくことで、写真が白っぽくなったり、ボケたりすることを防げます。

被写体を中心に置かない

画面を3分割したライン上に撮りたいものを配置するとバランスが良くなります。これを三分割法と呼びます。キレイな写真を撮りたいという思いから、ついつい被写体を中心に置いてしまいそうですが、これだと面白味に欠けた写真が完成しがち。少しずらしてみるのがコツです。

しかも、標準搭載のカメラアプリに画面を3分割するライン(グリッド)を表示する機能はありますので、是非一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。ちなみに、被写体を中心に置くことを「日の丸構図」といいます。日の丸構図が悪いとは言いませんが、なんとなくインパクトに欠けることは否めません。ただし、被写体を大きく写すときは日の丸構図が向いている手法ですので、臨機応変に使い分けましょう。

iPhoneの場合
「設定」アプリを起動し「写真とカメラ」を選択し、下のほうにある「グリッド」をオンにします。

Androidの場合
端末によってカメラアプリが異なりますが、カメラアプリを起動して「カメラの設定」より「グリッド」をオンにします。

背景に気を付ける

被写体だけでなく、背景に写るものによっても写真の出来栄えは影響を受けます。例えば、料理であれば、机の汚れ、ビールの飲みかけのコップなどが中途半端に背景に写りこんでしまうと、料理の魅力が伝わりにくくなります。こういうときは、背景に余計なものが写らないよう、周りを片付けたりしてから撮ります。更に、被写体を見る角度を変えたりしながら、余計なものが写らないような工夫をこすのも効果的です。

撮影時のテクニック

脇を締めてシャッターを押す

基本的なことですが、手ぶれを防ぐためには脇を締めてシャッターを押すのが効果的です。スマホカメラによる撮影の場合、無意識に脇を開いている人が多いのではないでしょうか。脇を開くと腕が安定せず、スマートフォンの位置が不安定になり、ブレた写真になりやすいです。ちなみに、シャッターのタイミングは「指を離したとき」ですので、写真が撮れるまではしっかりとカメラを固定しておく必要があります。

光を上手く操る

写真は、窓際などなるべく明るい場所で撮るとよいですが、逆光には注意が必要です。逆光の状態で撮影すると、被写体が真っ暗に写ってしまいます。せっかく、移したい景色や物があるのに逆光のせいで歯痒い思いをしたことがあると思います。そのようなときは「明るさ調整」で、被写体にあたる光のバランスを調整しましょう。

「HDR」という明るさの幅を調整する機能を利用するのが最も手軽な逆光対策です。HDRとは、ハイダイナミックレンジ合成の頭文字で、明るい部分と暗い部分のコンストラスト比を狭くする合成手法です。標準搭載のカメラアプリで使用できる機能ですので積極的に利用してみると良いと思います。

iPhoneの場合
カメラアプリの「オプション」をタップすると出てくる「HDR」をオンにします。

Androidの場合
端末によってカメラアプリが異なりますが、カメラアプリを起動して「カメラの設定」より「HDR」をオンにします。

フラッシュはOFFにする

夜景や暗い場所での撮影はフラッシュをONにして撮影しがちですが、スマホカメラのフラッシュはやや強めで、なかなかうまく写真撮影ができないことがあります。 例えば、iPhoneに内蔵されているものは、LEDライトのフラッシュで、利用するとテカって見えたり、顔のパーツが光で飛んでしまうこともあります。ちょっと暗い程度なら、フラッシュはOFFにしましょう。先ほどのHDRを使うことで改善できることもあると思います。

デジタルズームは使わない

被写体を拡大して写すとき、ズーム機能を使用すると便利ですが注意が必要です。このズーム機能をデジタルズームと呼ぶのですが、デジタルズームを使うと画質が粗くなるのです。更に、手ぶれもしやすくなります。原始的ですが、被写体を拡大したければ近づいて撮ることをお勧めします。それができなくても、あとでトリミング(必要な部分だけ切り抜くこと)する方が良いでしょう。

 

今回、sumacco(スマッコ)では、今からでも簡単にできるスマホカメラの上達のテクニックをご紹介しました。基本的なことばかりですが、実践してみると意外と効果があります。更に、被写体によって写真の撮り方を変えたり、撮影後に写真を加工することで、もっと魅力的な写真にもできます。機会があれば、そのテクニックもご紹介いたしますのでお楽しみに!